三菱日立パワーシステムズ(MHPS)、3万kW級の可搬型航空転用ガスタービン発電設備を受注

・PWPSが米国の石油・天然ガス掘削企業U.S. Well Services, LLC から

  三菱日立パワーシステムズMHPS)グループの米国PWパワーシステムズ(PW Power Systems LLCPWPS)は1019日、米国の石油・天然ガス掘削企業大手であるU.S. Well Services, LLCUSWSと、航空転用型パッケージタイプの3kW級ガスタービン発電設備「FT8® MOBILEPAC®」の包括購買契約を締結したと発表した。石油・天然ガス掘削用高圧水力破砕モーターの動力電源として採用されたもので、米国内の石油・天然ガス生産設備向けでの受注は、PWPSにとってこれが初めて。2018年中に納入を開始し、20193月末までに計8台の納入を予定している。

  USWSは、テキサス州ヒューストンに本社を構え、シェール層などの非在来型石油・天然ガス貯留層での高圧水力破砕掘削サービスを提供している。今回受注したFT8® MOBILEPAC®は移動可能なコンパクトモデルで、短時間での起動および迅速な輸送・設置が可能。これらの利点を活かして、USWSが特許を取得している電動破砕設備に電力を供給する。

  PWPSCEOであるラウル・ペレーダ(Raul Pereda)は、次のように述べている。「FT8® MOBILEPAC®は、設備の据え付けと撤去に必要な時間と人的資源を大幅に節約できることから、従来の高圧水力破砕プロセスに変革をもたらします。同ガスタービン発電設備は破砕作業にとって理想的なテクノロジーといえます」。

  一方、USWS CEOを務めるジョエル・ブルザード(Joel Broussard)氏は次のように語っている。「今回のFT8® MOBILEPAC®の包括購買契約を通して、私たちの掘削能力や機動力などが向上し、顧客に大きなメリットをもたらすことができると考えています。私たちは、世界的に知名度の高い航空転用ガスタービンサプライヤーであるPWPSとの戦略的協力関係に、大きな期待を寄せています」。

  PWPSは、本社を米国コネチカット州グラストンベリー(Glastonbury)に置き、米国の航空機エンジンメーカーであるプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & WhitneyP&W)が供給するエンジンを転用したガスタービンのエンジニアリング・組み立て・販売・サービス、EPC(設計・調達・建設)などを手掛けるMHPSのグループ会社。2013年にP&W傘下から三菱重工業の完全子会社となり、今年からMHPSの米国法人傘下に移管されたもの。世界の50ヵ国・地域以上に2,000台を超える発電用・機械駆動用ガスタービンを供給した実績を有しており、高効率のハイエンド機を得意とするMHPSのガスタービン事業に、分散型電源としても優れたPWPSの航空転用ガスタービンが加わることで、MHPSグループのガスタービン事業は幅広いニーズに応える製品群をラインアップするに至っている。

  MHPSは今後も、PWPSと緊密に連携し、定置用ガスタービンと航空転用ガスタービンの双方を手掛ける強みを活かしながら、環境の変化や再生エネルギーの増大にも柔軟に対応するソリューションプロバイダーとして、エネルギーの有効利用と環境負荷の低減に貢献するグローバル展開をさらに加速していく。

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