竹内製作所、3~8月期売上は14.3%増の598億円-通期売上1,060億円に上方修正

 ㈱竹内製作所が10月10日に発表した2019年2月期第2四半期(2018年~8月)連結業績によると、売上高は598億3,200万円(前年同期比14.3%増)となった。利益面は、原材料価格の上昇及び販売台数の増加に伴う運送費の増加等があったものの、増収効果で吸収し、営業利益は91億8,700万円(同11.1%増)となり、経常利益は93億3,800万円(同11.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、税金費用を26億800万円計上したため、69億2,700万円(同19.7%増)となった。

 竹内製作所2019年2月期第2四半期データ(10月10日発表)

 米国ではトランプ政権の通商政策が保護主義の色彩を強め、関税強化措置が米国経済にもたらす悪影響が懸念されるものの、足元では良好な雇用情勢、消費マインドを背景に個人消費は堅調に推移し、企業の設備投資も増勢が継続した。欧州では、EUと米国が通商合意に達し、不確実性の高まりはひとまず回避された。また、足元では雇用改善が追い風となり個人消費が復調し、設備投資も建設分野で増加するなど、景気は堅調さを維持した。英国では、個人消費は持ち直したものの、EU離脱交渉の最大の山場を迎え、設備投資は軟化しており、先行きに対する不透明感が晴れない状況がしばらく続くと予想される。

 このような環境の中、竹内製作所グループの製品需要は米国及び欧州ともに高い水準を維持しており、2018年1月にはクローラーローダーの新製品を、同3月にはミニショベルの新製品を市場投入し、積極的な販売活動を展開した結果、ミニショベル、油圧ショベル及びクローラーローダーの第2四半期累計期間の販売台数は、前年同期に比べいずれも増加した。

■セグメント別の業績

<日 本> 2018年3月にミニショベルの新製品を市場投入したこともあり、欧州向けミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は204億4,800万円(前年同期比12.6%増)となり、セグメント利益は61億9,200万円(同8.5%増)となった。

<米 国> 2018年1月にクローラーローダーの新製品を市場投入したこともあり、ミニショベル、油圧ショベル及びクローラーローダーの販売台数が増加したこと等により、売上高は283億1,100万円(前年同期比9.3%増)となり、セグメント利益は15億3,800万円(同77.8%増)となった。

<英 国> ミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は72億9,800万円(前年同期比31.0%増)となり、セグメント利益は4億2,700万円(同45.7%増)となった。

<フランス> ミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は34億5,200万円(前年同期比32.3%増)となったが、セグメント利益は日本からの製品仕入価格の値上げの影響及び販売促進費の増加等により、1億4,200万円(同30.8%減)となった。

<中 国> ミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は3億2,100万円(前年同期比260.0%増)となり、セグメント利益は日本への部品の供給が増加したこと及び貸倒引当金の戻入があったこと等により、2億6,300万円(同15.0%増)となった。

■2019年2月期業績予想は売上・利益とも上方修正

 2019年2月期の通期の連結業績予想は、2018年4月10日公表値を修正した。

 修正理由は、上期において、欧州でのミニショベル、油圧ショベルの販売が好調に推移し、下期も引き続き前回予想を上回る見通しとなったこと、及び前提為替レートを前回予想より円安に設定したこと等により、売上高は90億円増加の1,060億円となる見通し。

 利益面は、売上高は増加するものの、小型機種の販売構成比率が前回予想より高くなる見通しとなったこと、及び原材料価格の上昇や運送費の増加等を見込むことにより、営業利益は11億円増加の138億円、経常利益は14億円増加の138億円、親会社株主に帰属する当期純利益は11億円増加の101億円となり、それぞれ前回予想より高まる見通し。

 なお、業績予想における第3四半期以降の為替レートは、1米ドル=109円、1英ポンド=142円、1ユーロ=127円、1人民元=15.8円を前提としている。

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