日立造船グループ、独アンレヒテ市向けバイオガスプラントの機械設備を受注

 日立造船は10月10日、子会社Hitachi Zosen Inova AG(スイス、以下HZI)が、ドイツ アンレヒテ市内のバイオガスプラント向けに、HZIのKompogas(R)技術を用いたメタン発酵槽をはじめとする機械設備を受注したと発表した。

 受注した案件は、HZIがAxpo Kompogas Engineering AGの資産買収によりバイオガスプラント建設事業へ進出して以来ドイツにおける初の受注であり、同国内における22件目のKompogas(R)バイオガスプラント。

 Kompogas(R)技術を用いたバイオガスプラントでは、有機性廃棄物15,000トン/年をメタン発酵槽1基で処理し、年間150万Nm3のバイオガスを生成する。生成されたバイオガスはコージェネレーションシステムの燃料となり、同システムで発電する。発電した電力の一部(ドイツ約1,100世帯に相当)は、地元電力会社に販売し、排熱はバイオガスプラントで再利用する。

<受注の概要>

注文主:Entsorgungswirtschaft Soest GmbH

施設規模:有機性廃棄物 15,000トン/年

生産能力:バイオガス:150万Nm3/年、発電量:3.5 GWh(350万 kWh)/年

建設地:ドイツ アンレヒテ市

納期:2020年

■Hitachi Zosen Inovaについて

 HZIは、日立造船株式会社の100%子会社で、ごみ焼却発電プラント(以下、EfWプラント)の設計、建設、保守など、欧州のEfW事業においてトップクラスのシェアを有する。英国、アイルランド、ポーランドでのEfWプラント受注の他、コンポガス技術の資産買収、メンテナンス事業会社の買収、バイオガス精製技術等の取得、PtGメーカーの買収など、欧州を中心に事業を進めていたが、トルコのEfWプラント受注をはじめ中東などの新市場にも展開を図っている。

■HZIのコンポガス技術「Kompogas(R)」について

 乾式メタン発酵の代表的な手法の1つ。生ごみなど有機性廃棄物を嫌気性状態で、約55℃の温度に保ち、微生物の働きによりバイオガスを発生させます。処理後の残渣は堆肥として農業や園芸肥料に利用も可能。Kompogas(R)技術は世界で90件以上のプラントに導入されており再生可能で環境にやさしいバイオガスの生成に貢献している。なお、HZIの「Kompogas(R)」は世界30カ国以上の国々で商標登録されている。

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