経営環境は、欧米を中心とした先進国経済の堅調な推移に加え、新興国経済の持ち直しにより、総じて緩やかに回復した。不二越グループは、ロボット事業を核に、工具、工作機械、ベアリング、油圧機器、そして特殊鋼事業をあわせ持つ総合機械メーカーとしての特長を活かし、海外の現地ユーザーを中心とした新規開拓や、新商品の投入などによる売上拡大にとり組んできた。また、内製化や生産性の向上をはじめとしたコストダウンに努めるとともに、将来の事業拡大に向けて、開発・営業・生産体制を拡充してきた。
<部品事業> 自動車生産が堅調に推移したことに加え、産業機械・建設機械分野の需要が拡大し、売上高は731億9,300万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は43億7,300万円(同6.2%増)となった。
<その他の事業> 特殊鋼の需要持ち直しにより、売上高は86億9,100万円(前年同期比24.6%増)、営業利益は8億1,800万円(同2倍)となった。
なお、2018年11月期連結業績の見通しは、1月11日発表値を据え置いている。